3月11日。東日本大震災がもたらした、あまりにも、ほんとうにあまりにも大きな被害に際し、深心御見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興を祈念申し上げます。
私も一経営者として出来ること全て行動にうつしていこうと、気力を振り絞っています。
震災が起きてすぐに日本赤十字社に義援金を届け、当社受付にも義援募金箱を設置したところ、多くの賛同をいただきました。お気持ちをお寄せ下さった皆様に心から御礼申し上げます。
現在も受付しておりますので、お立ち寄りいただける方はぜひご協力賜りたくお願い申し上げます。
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先日あるラジオ番組で、歌手の松山千春さんがこうおっしゃったそうです。
「知恵があるやつは知恵を出そう
力があるやつは力を出そう
金があるやつは金を出そう
自分は何も出せないよ
というやつは元気を出せ」
本当に、そうですね。
みんな出来ることがある。
元気を出すだけでも、周りがぐっと明るくなりますよね。
私は、次の2つを考えました。
■ すべての人に仕事を〜雇用創出を緊急に
仕事イコール生きること。私はそう思っています。
仕事とは、する事。しなくてはならない事。
どんな時も仕事があれば乗り越えられます。
人から必要とされること、しなければならない事があれば、その責任を果たすために動く。その繰り返しが人の悲しみを和らげていきます。
どんな時も仕事が自分の支えとなり、生きる力になります。
今こそ、被災地に仕事を!
そのために、何としても雇用をつくる。国をあげて。
雇用する側も雇用される側も仕事を失い、このままでは、生きる希望も失ってしまうのではと危惧しています。
なんとか生きる希望をつなぎたい。
私は人材育成に携わる者として、このことを第一に掲げ、はたらきかけたいと思います。
■暮らしを見直そう
コンビニやデパートなど節電をして、いつもより暗く感じますが、逆に言うと今まで明るすぎるくらいだったのではと思います。便利・快適を追い求め贅沢な環境に慣れてしまった私たちへの警鐘が今、鳴らされているのかもしれません。
この機に私たちの暮らし方を見直し、自然の中に自分が生かされていることを自覚しなければなりません。
自分が声を出しましょう。自分が動きましょう。自分が変わりましょう。
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まだまだ出来ることがあります。考えるべきことがあると思います。
みなさま、ぜひお知恵をお寄せ下さい。ともに考え、どんどん行動したい(このように「考えながらすぐに行動に移していくこと」を私は「考動」と呼んでいます)と思います。
復興への長いみちのりは始まったばかりです。
今こそ、しっかり自分たちの力を信じて、この局面に向かいたいと思います。
黄瀬紀美子