経営者・人事担当者様へ
経済効率中心の在り方が、労働者のストレスを増やしているとも言われている昨今です。心身の不調を訴え、出社できない従業員が増えているというお話もよく耳にします。
メンタルヘルス対策は企業にとって重要な課題であり、社会状況が複雑化するなかで、「こころの問題」はますます難しいものになっています。
「しんどいな」「こんなことで悩むのはわたしだけだろうか」・・・こころのなかで悩んでいても隠してしまうひとが多いことも、問題を深刻化させています。
管理職の方は、日頃から部下に対する観察、気づき、声かけすることが大切です。少しでも様子がおかしいなと感じたり、「うつ病」のサインを見つけたら、歩み寄り、相談できる機会を作っていただきたいです。
しかしこのように申し上げつつも、管理職ご自身も多忙であり余裕がない状態であることが多く、部下に対してこのような配慮がなかなか難しいこと、また、身近なひとほど気付きにくいということ、この2点が現実問題として、わたしの経験から痛感するところです。
つまり「こころの問題」に対しては、組織内のマンパワーで取り組むには限界があると言えます。
そこで今後は、企業として、メンタルヘルス対策のためのキャリアカウンセラーを常勤させるという義務も生じてくるようです。
「労働契約法」でも「使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。」(労働契約法第5条)と、雇用主側に対して安全配慮義務を定められています。
そして、従業員が安心して働くことのできる環境を整えられた企業は、必ず業績に反映されています。
皆様にはぜひ、早いタイミングで、メンタルヘルスの専門家をご活用いただきたく、企業様訪問のおりにも提案させていただいております。
ご相談や訪問のご依頼は随時承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
お申し込み・問い合わせは:
- 電話:077−572−6430
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- メール:acs@kyj.biglobe.ne.jp
にて承っております。
また、各種研修や経営相談までトータルでお引き受けさせていただいておりますので、何なりとご相談ください。
ともに考えてまいりましょう。
2015年6月 黄瀬紀美子